私たちのカンボジア体験
投稿いただいた原稿のすべてが掲載される訳ではありません。
当コンテンツにふさわしい内容のものを掲載致します。
又、原稿も一部変更させて頂く事がございます

「カンボジア人の温かさに感動」

「第3回半田スカラシップ・カンボジア遊学生報告」


 私は今回、3か所の孤児院でボランティア活動をし、2か所の病院を見学した。初めての海外経験で、埃っぽい空気、独特の匂い、いたる所で物売りをしている小さな子供、タクシーの執拗な勧誘、朝6時に聞こえてくる鶏を絞める音……正直最初は日本に帰りたいと思った。しかし、何日か過ごしているうちにそんな気持ちは吹っ飛んでいた。


 ある孤児院では、私が行くと小さな子供たちが「シスター!」と駆け寄って来てくれた。見ず知らずの私を満面の笑みで迎えてくれ、5分後には一緒に走り回って遊んでいた。そこでは、往復3時間かけて子供を乗せたリヤカーを引いて畑に行ったり、牛糞まみれになりながら肥料を作ったりと、日本では出来ない貴重な体験をたくさんさせてもらった。皆、お腹いっぱいご飯を食べることができず、破れた服を着て、夜は外に寝るという生活を送っていたが、いつもニコニコしていてとても幸せそうに見えた。


 私がカンボジアに出発したのは東日本大震災の数日後で、いたる所で日本のためのセレモニーや義援活動が行われていた。日本のために必死で祈ってくれる人々や小さな子供がなけなしのお金を募金しているのを見て、カンボジア人の温かさに感動した。


 カンボジアに行き、日本での自分はどれだけ恵まれていたのかを実感した。家があり、学校に行き、お腹一杯ご飯を食べ、布団で寝る……それがどれだけ幸せなことか、日本にいては気付けなかった。カンボジアでの生活は、物の不自由さはあるが、生きていく上での物足りなさは全くなかった。むしろ十分であった。カンボジアには日本にはないものがたくさんあった。

九州大学医学部 柳原 歌代子

在福岡カンボジア王国名誉領事館

  • 開館日 月曜日~金曜日
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    (※ビザの申請・発行は12時半まで)

年末年始、ゴールデンウィークなどの特別期間は、その都度お知らせします。

開館時間 9:30~12:30
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