半田スカラシップ・カンボジア遊学生企画 レポート

【第2期】カンボジアの人々の心に触れて

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 今回の旅では、さまざまな局面でカンボジアの現地の人たちに助けられた。カンボジア人の温かい心と、善良な性質に大きく触れる旅であった。

 私はこの遊学で、「カンボジア人の心を知り、心と心で交流がしたい」という願いが達成できたと思う。例えば、カンボジア大学では、日本の文化である剣道を紹介し、竹刀を通して交流をすることができた。カンボジアの学生からは、カンボジアの伝統的なダンスと歌を教えてもらった。ジーナ先生をはじめ、多くの学生とお互いの文化を通して交流できた。肌の色や、互いに持つ文化は違うが、人間の本質的なことは、日本人とほとんどは変わらない。私は、彼らを同胞であると心から思った。

 日本に帰国してから気づいたことがある。それは、海外のニュースで、地震や戦争で人々が傷つくことを知るたびに、同胞が傷ついたように感じ、心がいっそう痛むようになったことだ。カンボジアで「人の本質的な部分は、何人でも変わらない」ということを心から学ばさせられた。このたびの遊学を経て、私の人生観が大きく変わったと思う。


長崎大学大学院経済学研究科 森 政太朗

在福岡カンボジア王国名誉領事館

  • 開館日 月曜日~金曜日
  • 閉館日 土曜、日曜、日本の祝日
  • 開館時間 9時半~12時半

年末年始、ゴールデンウィークなどの特別期間は、その都度お知らせします。

開館時間 9:30~12:30
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