半田スカラシップ・カンボジア遊学生企画 レポート

【第4期】カンボジアの教育現場を見て

hinano_01.jpg  私は、3週間のカンボジア遊学を通して、多くの人々と出会い交流しさまざまなことを学んだ。カンボジアでは、人々はいつも笑顔で優しく魅力的な国であった。今回、カンボジアの教育を自ら体験し、人々と交流することを目的としていたので、大学を2校と、小学校1校を訪問した。

 未来の光孤児院を訪問した時、はじめは「言葉も通じず、子どもたちと馴染めなかったらどうしよう」と不安であったが、みな人懐っこく「シスター!」と言って駆け寄ってくれた。子どもたちは悲壮感を微塵も感じさせず、いつも笑顔で元気に協力し助け合いながら生活していた。また、将来どんな職業に就きたいのか、子どもたちに書いてもらいポスターを作成したが、それぞれ医者、教師、料理人、歌手などさまざまであった。

hinano_02.jpg  このように将来を担う子どもたちが夢を持って生きていくためには教育がいちばん必要であるとおもうが、教育の内容そのものをすぐに変えることはできない。今の私がカンボジアやそこでの教育に対してできることは、まず日本の人々にカンボジアの現状を伝えることであると思う。大学や教育実習先、将来教師となった時に自ら体感したカンボジアについて伝えていきたい。そして、これからも何らかの形でカンボジアの教育活動に関わっていければと考えている。



福岡教育大学教育学部 夫馬ひな乃

在福岡カンボジア王国名誉領事館

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開館時間 9:30~12:30
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