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カンボジアの水道事業受注 北九州市、円借款で自治体初

 北九州市の北橋健治市長は16日の記者会見で、カンボジア・シエムレアプ市の水道公社が円借款で実施する上水道拡張事業の詳細設計業務を、北九州市と国内の民間企業2社でつくる共同企業体が約8億円で受注したと発表した。円借款による国際競争入札で日本の自治体の受注は初めて。

 同市は海外に上下水道の技術やノウハウを輸出する「海外水ビジネス」に取り組んでおり、2011年から同事業の基本設計に関与。詳細設計では浄水施設建設と水道管敷設などに日本の技術を盛り込むことが可能で国内企業の本体工事受注に有利に働くことから、市は「設計から工事までを請け負う水ビジネスの成功例にしたい」と意気込む。

 世界遺産のアンコールワットがあるシエムレアプ市中心部では現在、1日当たり約1万3千トンを約3万7千人に給水。拡張工事で1日約7万3千トン、約23万人への供給を見込んでいる。

2015年12月17日 西日本新聞

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