- 開館日 月曜日~金曜日
- 閉館日 土曜、日曜、日本の祝日
- 開館時間 9時半~12時半
年末年始、ゴールデンウィークなどの特別期間は、その都度お知らせします。
カンボジアは南国らしく手に入る果物が豊富です。日本にいたときはほとんど食べなかったものを楽しむことができます。
その中でも、マンゴーは格別の喜びです。4、5月が旬、暑さが厳しく嫌になるこの季節に歓迎されるものがあるとしたら、ジューシーで甘いマンゴーでしょう。
日本では、高価なものだと数千円もしますが、それをカンボジア人に言うと目を丸くしていました。それもそのはず、旬の時期なら1キロ2500リエル(約63円)で売っているところもあるほど、ここでは安く手に入る果物なのです。
驚くのは値段だけではありません。カンボジア人はまだ熟していない、酸っぱいマンゴーをシャリシャリと食べるのです。すった唐辛子と、塩、砂糖を一緒にした「オンバルマテ」を付けるのが彼らのお気に入り。初めて食べたとき、「渋いんじゃないの?」と気が進まずもかじってみると、その瞬間爽やかな香りが広がり、意外にもまた次が欲しくなりました。
他には、干し菓子にしたり、若いマンゴーを細切りにして、魚を食べるときのソースの付け合わせにしたりもします。
マンゴーの木を庭に植えている家庭が多く、この季節はマンゴーのおすそ分けが始まります。路上では、ガソリンを売りながら、マンゴーをかごにどっさりと積んで売っている人を見ました。きっと自宅にはマンゴーが有り余っているのでしょうね。 (シエムレアプ在住サーカス団職員)
写真:知人にもらったマンゴー。こんなに大きな物も
2016年6月6日 西日本新聞