カンボジア&九州ニュース

池内桃子さんの こんなとこだよ!カンボジア/果物が告げる季節の変わり目

カンボジアと言えば常夏の気候を思い浮かべるでしょうか。だいたい一年中半袖で過ごせますし、油断しているとあっという間に日焼けしてしまいます。

 体が蒸発するかと思うほどの日差しが照り付ける乾期と、バケツをひっくり返したようなスコールが毎日続く雨期。滞在中のこの5年で、両極端な季節を行ったり来たりしています。

 年賀状を出さないお正月にはすっかり慣れましたが、たまにふと、日本で味わっていた四季の境目を懐かしく思い出すことがあります。例えばこれからの日本だと、厳しい暑さが残りつつも夕暮れ時のひんやりとした空気が秋の気配を感じさせてくれます。

 しかしこちらでは、気温と雨の量の変化以外に、季節の移り行く時期の繊細さをあまり感じたことがありません。カンカン照りなら木陰で休憩。土砂降りならばひたすらやむのを待つのみ。雨の有無による対照的な二つの季節が、カンボジア人のおおらかさのもとなのかもしれません。

 私がカンボジアで季節の変わり目に気が付くのは、路上で売られている果物の品ぞろえがいつの間にか変わっているのを目にしたときです。暑くてたまらない4月はマンゴー。雨期の中頃にあたる今は、緑が鮮やかなオレンジ。「7月くらいから出回ってるのよ」と売り子さんに教えてもらいました。

 今年の雨が降らなくなる頃には、果物以外に乾期の始まりを告げてくれる何かを見つけてみようと思います。 (シエムレアプ在住サーカス団職員)

写真:通勤途中、オレンジが荷台に山盛りに売られているのを見かけました

2016年9月5日 西日本新聞

在福岡カンボジア王国名誉領事館

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