カンボジア&九州ニュース

池内桃子さんの こんなとこだよ!カンボジア/パペット作りに励む若者

シエムレアプは小さな町ですが、年中通して多くの行事が開かれ、とても活気があります。中でも地元の人々に親しまれているのが「ジャイアント・パペット・プロジェクト」。大きな物では高さ5メートルほどにもなるパペット(人形)が、夜の繁華街を練り歩きます。

 古からの言い伝えに出てくる人物や動物をモチーフに作られたパペットは、まるで生きているかのよう。電飾がともされたパペットで通りは一段と明るくなり、音楽隊やダンサーを伴った長い列は、そこに居合わせた人たちの目をくぎ付けにします。

 この行事は10年もの間、毎年2月に行われています。先日、仕事で発起人の一人に話を聞く機会がありました。もともとは「不遇な環境にある青少年に、自信をつけ、表現力を養える場をつくりたい」と考えた外国人の有志数人が、パペット作りを思い付いたのだそうです。

 巨大パペットは10代後半ぐらいの若者たちの手で、2週間ほどかけて丁寧に作られます。教えるのは地元のアーティストたち。以前は教わる側だった彼らが、10年の時を経て教える側になったのです。作業場になっているお寺の境内で、笑いながら、時には真剣な横顔を見せ、手を進める若者たち。こうやって生き生きと取り組めることで、プロジェクトが次の10年へつながっていくのではないかと感じられる光景でした。

(シエムレアプ在住サーカス団職員)


写真:巨大なパペット作りに取り組む若者たち。モチーフは「蛇女」だそうです

2017年2月20日 西日本新聞

在福岡カンボジア王国名誉領事館

  • 開館日 月曜日~金曜日
  • 閉館日 土曜、日曜、日本の祝日
  • 開館時間 9時半~17時半
    (※ビザの申請・発行は12時半まで)

年末年始、ゴールデンウィークなどの特別期間は、その都度お知らせします。

開館時間 9:30~12:30
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