カンボジアに暮らして

冠婚葬祭事情

今、カンボジアは結婚式シーズン真っ盛り。結婚式は雨季が明ける11月からカンボジアの正月にあたる4月中旬頃に行われるのが一般的なので、11月頃から至る所で結婚式を目にします。

家の前の道路に、堂々と机と椅子を並べて行うため、車が通りづらくなり、大渋滞を引き起こすこともしばしばです。

結婚式シーズンなのは理解しているのですが、最近、なぜか葬祭も多く目にします。私が住む家の近所でも、この一週間で数件の葬祭が催されていました。カンボジアの葬祭事情について、レポートしたいと思います。

カンボジアでは自宅で死を迎えるケースが多いそうです。病院に入院していても、最期は自宅に戻って家族に看取ってもらうのです。私が偶然目にしたケースでは、臨終の段階で※アチャー(祭司)が病人の枕元に仏画を飾り、お経を唱えていました。通常、亡くなった方の家族(男性)は剃髪し、1日だけ出家をします。

その後、葬祭を行いますが、アチャー(祭司)がスピーカーを使って大音量でお経を唱えます。かなり遠くまで響きわたりますので、葬祭をやっていることが広く知れ渡ります。そして、日本で言うところの霊柩車は、ナーガ(蛇)の模様で装飾されたトラックで、遺体とともに僧侶やアチャーが同乗し、ゆっくりと寺院まで向かいます。親族らが行列を作って、このトラックを先導します。

また、親族や知人を招いて食事が振る舞われます。楽しげな音楽も流れ、その光景は結婚式と見分けがつかないくらい華やかでにぎわっています。やはり、結婚式同様、葬祭も家の前の道路が会場に早変わりです。

※アチャー(祭司)=仏教儀礼に関する知識に詳しく、集落では村の長老ともいうべき社会的地位にある俗人男性。僧侶と一般信徒をつなぐ役割を果たし、村ではもちろんのこと、プノンペンでも仏教儀礼や冠婚葬祭にはかかせない存在。


(写真上)=道路を占拠して設営された結婚式会場
(写真下)=寺院に向かう葬儀の行列

在福岡カンボジア王国名誉領事館

  • 開館日 月曜日~金曜日
  • 閉館日 土曜、日曜、日本の祝日
  • 開館時間 9時半~17時半
    (※ビザの申請・発行は12時半まで)

年末年始、ゴールデンウィークなどの特別期間は、その都度お知らせします。

開館時間 9:30~12:30
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