カンボジアに暮らして

「裂き織りマット」の作成現場を見学(2010/02/07)

カンボジアの家庭内で幅広く使用されている裂き織りマット。市場など多くの場所で販売されています。先日、私が関わっているプロジェクトの聞き取り調査で訪れたプノンペン市郊外の村で、裂き織りマットの作成現場に遭遇しました。


裂き織りマットを作成している女性に話を聞くと、以前はハンモックを作成していたが、買い手が少なくなってきたため、裂き織りマットを作成するようになったそうです。端切れを用いて、一枚一枚丁寧に作成していました。「調子の良い時は1日24枚くらい作れるけど、気分がすぐれないと1枚しか作れない」そうです。


手作りの織り機は10ドルで購入。そして、材料は繊維工場から端切れを1キロ数百リエルで仕入れるそうです。繊維工場がカンボジアにも数多く参入しているため、容易にこのような端切れが入手できるのかもしれません。できあがった製品は仲買人が一枚500リエル(約11円)で大量に購入していくため、貴重な現金収入となっています。そして、消費者がマットを手にする市場では1枚1500~2000リエル(約33円~45円)で販売されています。


私が勤務する事務所や自宅で大活躍しているこのマット。汚れても手軽に洗濯機で洗えるので大変便利です。端切れを用いた手作りのため、一枚一枚全く印象も異なります。私もその場で、色合いが美しいマットを一枚購入しました。我が家の猫もすっかり気に入っています。カンボジアへ旅行の際は、みなさんもお気に入りの一枚を、ぜひ市場で購入してみてはいかがでしょうか。


(写真上)=裂き織りマットを作成している様子
(写真中)=作成途中の裂き織りマット
(写真下)=購入した色合いが美しい裂き織りマット

在福岡カンボジア王国名誉領事館

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