カンボジアに暮らして

クメールのお正月(その2)

プノンペンからバスで走ること5時間、バッタンバン州のお寺へ行ってきました。昼過ぎでしたが、お寺には僧侶やドンチー(注)、人々がたくさん集まっていました。そこで始まったのが、仏像に水をかける儀礼です。ペットボトルや柄杓に水を汲んで、次々と敬意を込めて仏像にお清めの水をかけていきます。なぜか、仏像にリンスをする人も・・・。その後、仏像には白いベビーパウダーまでふりかけられました。


仏像への水かけが終了すると、今度は一列に並ぶ僧侶とドンチーに1人ずつ水をかけていきます。その際、僧侶の前で履物を履くのは失礼にあたるため、裸足で行います。その後、今度は僧侶が読経しながら人々へ水をふりかけていきます。人々は合掌して祈りながら水をかけてもらいます。一年で一番暑い時期なので、水をかけてもらって大変心地よく感じました。


これらの儀礼は「場」と「時間」を共有することで、参加者の住んでいる場所や性別、年齢も関係なく、そこに居合わせる人々を結びつけるものです。外国人である私もカンボジアの人々と一体感を味わうことができました。今年もなんだか良い年になりそうな予感がします!


(注)「ドンチー」とは、剃髪して白い衣を纏い八戒ないし十戒を保持する女性修行者のこと。上座仏教文化圏では、得度式を経る「出家」は男性のみが可能であり、比丘尼は存在しないため、あくまで在俗信徒とみなされる。


(写真上)仏像に水をかける人々。多くの人でごった返す。
(写真中)ベビーパウダーをふりかけられる仏像。
(写真下)僧侶一人一人に柄杓で水をかけている様子。水が入ったバケツには花が浮かべられている。

在福岡カンボジア王国名誉領事館

  • 開館日 月曜日~金曜日
  • 閉館日 土曜、日曜、日本の祝日
  • 開館時間 9時半~17時半
    (※ビザの申請・発行は12時半まで)

年末年始、ゴールデンウィークなどの特別期間は、その都度お知らせします。

開館時間 9:30~12:30
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