カンボジアに暮らして

カンボジアの携帯電話事情

カンボジアでは固定電話は普及していませんが、携帯電話は広く人々の間に浸透しています。価格は10ドル程度の中古から、1,000ドル以上の最新機種まで様々。プリペイド方式の契約なので所得が低くても手軽に利用ができ、都市・農村、世代・職種を問わず、幅広い層の人々に利用されています。農村地域では水道や電気はなくても、携帯電話だけは最新機種が普及している、といった様相です。


しかし、携帯のマナーは少々問題ありなのです。政府高官が出席する重要な会議中にもかかわらず、携帯電話の着歌が高らかに響きわたり、少し遠慮しながらも必ず携帯電話に出て堂々と通話する、ということは珍しくありません。そして、この国では車だけでなくバイクを運転しながら通話している人にもしばしば遭遇します。とても器用!だけど、危ないのでやめてほしい限りです。ある国立病院スタッフの話によると、手術中でも医師が携帯電話に出るそうです。周りに遠慮して携帯電話に出ない、という場面に出くわしたことがないのです。


私の所属する団体のカンボジア人スタッフも携帯電話が大好きな様子。着信の際に爆音が事務所に響き渡るので、「小さくしてよ!」と何度か注意したことも。着信の音楽も頻繁にチェンジしているようです。そして、じわじわ流行り出しているのが、「iPhone」です。この国で購入すると数百ドルもするのですが、しばしば持っている人を見かけます。最新の携帯を持つことがステータスの1つになっているようです。


ちなみに、カンボジア人は携帯電話の待ち受け画面には「自分のイケテル?写真」がよく登場します。パソコンのデスクトップやキーホルダーにも・・。「自分が大好き!」というのはすごいですね。見習いたいものです。(笑) みなさんもカンボジア人の携帯の待ち受け画面を覗いてみてはいかがでしょうか。


写真1 運転しながら電話をするトゥクトゥクドライバー。
写真2 「iPhone」で電話をする男性。

在福岡カンボジア王国名誉領事館

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