カンボジアに暮らして

ボン・サエン・クバールタック(先祖にお供えをする儀礼)

先日、カンボジア在住の中国人や中国人の祖先をもつクメール人が行う「ボン・サエン・クバール・タック」という儀礼がありましたのでご紹介します。いわゆる盂蘭盆の行事で旧暦に合わせて行われますが、クメール人のお盆とは別です。公休日にはなっていませんが、実際には多くの家庭でこの儀礼が行われており、市場でも休んでいる店舗が目立ちました。


クメール語で「ボン」はお祭りや儀礼、「サエン」は御供えする、「クバール・タック」は源流を意味するので、「ボン・サエン・クバール・タック」は「先祖にお供えをする儀礼」というような意味になります。


近所の人によると、午前中は先祖のため、午後は子孫がおらず地獄でさまよっている霊のために儀礼をするそうです。そのため、午前は家の中、午後は家の外に御供え物を準備します。


‘トゥヴァーイ・ボンコム’(※注)をしてから、きれいに並べられた御供え物に線香を立てていきます。そして、線香が燃え尽きるのを待って、紙幣を模造したものや紙製の靴、洋服等の身の回り品を燃やし始めます。それらを燃やすことで先祖やさまよえる霊たちに届けるそうです。


紙でできたさまざまな身の回り品がたくさん用意されていました。靴なども本物そっくりです!そして、紙製の金、銀、靴、洋服、お金、携帯電話、パスポートまでもが次々と燃やされていきました。あの世でも携帯電話が必要なようです。それにしても、パスポートとは驚きです。あの世でもパスポートをもって旅行に出かけるのでしょうか。


(※注)横座りし、手を合わせて床にひれ伏すのを3度繰り返します。


写真上:たくさん並べられたお供え物
写真下:燃やされる紙製の靴

在福岡カンボジア王国名誉領事館

  • 開館日 月曜日~金曜日
  • 閉館日 土曜、日曜、日本の祝日
  • 開館時間 9時半~17時半
    (※ビザの申請・発行は12時半まで)

年末年始、ゴールデンウィークなどの特別期間は、その都度お知らせします。

開館時間 9:30~12:30
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