私たちのカンボジア体験
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カンボジアの結婚式に参加して (フロム佐賀会員 堤和之)

1998年からカンボジア王国プレイベン州レング村に、カンボジア日本友好学園(中高一貫校・800人)を建設、一部運営をサポートしている「NPOカンボジア教育支援フロム佐賀」。12年間経過しましたが、この間のカンボジアの経済発展は目を見張るばかり。友好学園から大学へ進学して専門分野を修めた第一期生が、昨年大学を卒業し社会人として巣立ちました。友好学園の正門横には「Education for All All for Education」(すべてのために教育を、教育のためにすべてを)という建学碑が立っています。現地・理事長のコン・ボーン氏(73)の教育にかける強い決意と情熱を感じることができます。


 カンボジア滞在中に結婚式の披露宴に招待されました。外国で結婚式に招待されることは稀有なことです。喜んではせ参じることにしましたが、心配は「お祝いの気持ちをどう表現したらいいのか?」「服装はどうするのか?」ということです。でも、現地に暮らす日本人から、カンボジアの習慣を教えてもらい不安は解消しました。
 披露宴はベトナムに向かう幹線道路に沿った自宅の広い庭で行われていました。日本ではホテルや結婚式場をイメージしますが、全然違いました。野外に飾りのついた大きなテントがあり、新郎の親族用と新婦の親族用、そして関係者用と三つのテントがありました。


 カンボジアの3、4月は、日本でいう夏真っ盛りです。テントで日差しを遮ってはいますが、その暑さと道路を走る車の砂塵はとてもじゃありません。私たちは途中から参加しましたが、コン・ボーン氏が会場のみなさんに大きな声で紹介してくれたおかげで、すぐに祝宴の輪の中にとけ込むことができました。お互いにビール缶を合わせて乾杯すると、心はいっきにほぐれました。その意味ではお酒は言葉かもしれません。飲んでいる間は難しい問題は忘れて賑やかに騒ぐ。これも万国共通だな~、と感じました。
余興に私たちはピアノ演奏を披露しました。日本の歌を知らない人ばかりでしたが、メロディは共通するところがあるようです。続いて太極拳の舞を披露し、拍手喝采をもらいました。最後にカンボジアの歌「ラッピーア」を演奏。コン・ボーン氏が踊りだすと、会場は手拍子。次々に席をたってピアノの周りに人が集まり、腕や手首を振りながら、みんなニコニコしながら踊りだしました。踊っている皆さんの笑顔がとても素敵でした。


 太陽が西に傾くとテントの中にも強い日差しが差込み、テーブルの大移動が始まりました。この賑やかな真夏の野外披露宴は三日間続くそうで、カンボジアのお国柄を勉強しました。テーブルを一つひとつ回って挨拶を交わす新郎新婦にとっては大変な負担。でも、三日間のにぎやかな披露宴は参加者と新郎新婦の絆を末永く強く結ぶことでしょう。


(写真上)=テント張りの披露宴会場(新郎のテント)。
(写真中)=会場のテーブルを挨拶して回る新郎新婦。
(写真下)=ラッピーアに合わせて踊りだす人々

2010年3月27日
NPOカンボジア教育支援フロム佐賀
会員 堤 和之

在福岡カンボジア王国名誉領事館

  • 開館日 月曜日~金曜日
  • 閉館日 土曜、日曜、日本の祝日
  • 開館時間 9時半~17時半
    (※ビザの申請・発行は12時半まで)

年末年始、ゴールデンウィークなどの特別期間は、その都度お知らせします。

開館時間 9:30~12:30
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