私たちのカンボジア体験
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子どもたちが見た母国のシンボル(上智大学「緑陰講座2011 in CAMBODIA」参加報告)

上智福岡高等学校2年 近藤 司英

 ザー。ザー。緑陰講座六日日の朝、前日からの雨がまだ降り続いていました。その日は
小学生のアンコールワット見学会の手伝いということで、僕たち講座参加者は、四組に分
かれてお迎えのため小学校へ。最初、雨の影響で子どもたちはあまり集まっていませんでした。しかし、しだいに小降りとなり、徐々に子供たちも集まってきてバスは無事出発!


 バスの中では、クメール語の本を片手に子どもたちに自己紹介をしたり、質問をしたりしました。そこで、僕はとても驚かされました。当然、みんなはアンコールワットに行ったことがあるものだと思い、「アンコールワットに行ったことがある?」と尋ねてみると、ほとんど行ったことがないという子ばかり。カンボジアの国旗にも使われているほどのアンコールワットに行ったことがないと知り、僕は「そんなに離れてないのに…」と、ちょっと不思議な気持ちになりました。


 アンコールワットに着くと、子どもたちは楽しそうにどんどん歩いていきます。初めて
のアンコールワットに嬉しすぎて興奮したのでしょう。寺院内に入ると、現地大学生が子
どもたちに壁や天井に描かれている人や動物について熱心に説明し、歴史物語を伝えていました。それに対して、子どもたちも一生懸命に話を聞きながら、母国の歴史について知ろうとしていたようすが印象に残っています。大学生の話を聞きながら子どもたちと一緒に進んでいくと、目の前にアンコールワットの中心である中央祠堂が大きく見えました。自分たち緑陰講座参加者は、二日目にここを訪れて上まで登っていたのですが、やはり何度見てもこの塔はすばらしい。造りといい、高さといい、あらためて感動させられました。この見学会では中央祠堂には登らないで、少し休憩して帰ることになりましたが、子どもたちはとても登りたそうに目の前にそびえ立つ塔を眺めていました。


 休憩と同時にインタビュータイムがあり、そこで自分がずっと不思議に思っていた疑問
の答えが分かりました。英語を使って大学生を通して子どもたちに「なぜアンコールワッ
トに来たことがないのか」と聞いてみると、「このアンコールワットに来るまでの手段がな
いんだ」と言っていました。自分たちが住んでいる日本は、車やバスが当たり前のように道路を走っているので、僕は想像もつかなかったのです。その後は現地の大学生や小学生と話したりしながら再び寺院の中を見学し、外に出ました。このアンコールワットの場合は、一つの国だけでなく日本を始め多くの国が修復作業をしたり、何十年もかけて調査を続けています。カンボジアの象徴ともいえるアンコールワットは、たくさんの国から大事にされているんだなと感じました。この見学会は、招待された小学生たちだけでなく、僕たちにとっても忘れられない貴重な体験になりました。これからは、この経験を生かしていきたいと思います。

在福岡カンボジア王国名誉領事館

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開館時間 9:30~12:30
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