きよらのカンボジア留学体験記

福岡教育大学初等教育教員養成課程で美術専修の2年生。2014年に在福岡カンボジア王国名誉領事館が実施する「半田スカラシップ~カンボジア遊学生」の第6期生としてカンボジアを訪問したのを契機に、美術でできる支援のあり方を考えるため、カンボジアに1年間留学中。

教育を受ける環境の大切さを知る

「サイドバイサイド(side by side international)」の佐々木明子さんとの偶然の出会いから、プノンペンの貧しい村の小学校で美術授業をしました。この学校には筏船で川を渡っていきます。乾季は気持ちがいいですが、雨季には水の流れが速くなり、渡るのがとても大変な場所です。子どもたちが学校に行くことや村の人が出かけることも難しくなってしまいます。首の高さまで水が来るからです。
村の人は体が悪い人が多く、栄養失調で髪の色が抜けて力なく道に座っている幼い子どもがいたり、子どもを500ドルで売る男性がすぐ近くに住んでいるようなところでした。だから、継続して支援することが困難な状況にあるのです。
 しかし、その学校の子どもたちはとても明るかったので大変驚きました。本来、授業というのは 子どもたちの実態や環境を把握した上で教材を作成していきますが、今回は何も知らないまますることになりました。自然がたっぷりなカンボジアで自然を生かした授業がしてみたいと思い、今回は土絵の具をみんなで作って友達の顔を描こうというテーマで授業をしました。
 土、水、テラコッタ粘土、木工ボンド、絵の具をバケツの中で全員で手で混ぜて作ります。初めての体験に、みんなはしゃいで、先生たちも一緒になってきらきらとした瞳で学んでいました。彼らは誰も絵の具を使って絵を描いたことがないそうですが、驚くほどのセンスを持っていました。
環境のせいで貧しい生活をしなければならない人がたくさんいます。本来持っている能力を誰も引き出してくれない場所に住まざるを得ない人たちがいることを知りました。教育を受けることのできる環境がどれだけ大切か分かりました。今後も将来的に継続してここに通いたいと思います。(6月17日)

在福岡カンボジア王国名誉領事館

  • 開館日 月曜日~金曜日
  • 閉館日 土曜、日曜、日本の祝日
  • 開館時間 9時半~17時半
    (※ビザの申請・発行は12時半まで)

年末年始、ゴールデンウィークなどの特別期間は、その都度お知らせします。

開館時間 9:30~12:30
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